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和室をリフォームしたいのですが、障子にはどんな種類があるのですか?

  • 入門編

更新日: 2018年09月25日

障子

落ち着いた雰囲気の和室に欠かせないのが障子です。障子を通して室内に入る光は独特の温かみがあり、白い障子紙に光が反射して部屋全体が適度に明るくなります。近年は新たに和室や和のテイストを取り入れた部屋を作るご家庭も増えており、どんな障子にしようか迷われている方も多いのではないでしょうか。

本コラムでは、障子紙や桟(さん・障子の骨組みのこと)の種類をご紹介します。

種類により機能や価格が変わるため、部屋に合った障子紙を選ぶことが重要

障子紙にも様々な種類があり、それぞれ特徴が違います。ここでは特徴を踏まえて紹介していきたいと思います。

すき和紙

クワ科の植物である楮(こうぞ)を含んだ和紙で作られたもので、職人が手すきで1枚1枚作る「手すき和紙」と、機械が作る「機械すき和紙」があります。 直射日光に強く、長持ちするとともに、短期間で黒く変色することもありません。

レーヨン障子紙

機械すきで作られるもので、レーヨンが40%以上含まれた障子紙のことを指します。光沢や強度はすき和紙と似ているものの、すき和紙と比べると低価格で、現在最も人気の高い障子紙の一つです。

パルプ障子紙

パルプを80%以上使用した障子紙です。他の障子紙と比べると耐久性がなく、破れやすく、紫外線による劣化もしやすいので、定期的な張替えが必要となります。
一方で、通気性や吸湿性に優れているので、夏や冬でも室内を快適な温度に保ちやすいという特徴があります。

プラスチック障子紙

二枚の薄い塩化ビニール製シートで和紙を挟んだタイプの障子紙です。プラスチックで作られているため、強度や耐久力が優れています。めったに破れることがなく、紫外線による劣化もほとんどありません。気密性が高いためエアコンの効率を高めますが、通気性が悪くなるというデメリットがあります。その機能性の高さから、他の障子紙と比べて価格は高くなっています。

桟の組み方で障子のデザインは大きく変わる

また、障子の桟の組み方によって障子の名前は変わります。ここでは、その一部を紹介したいと思います。

横繁障子

組子と呼ばれる細い桟を横向きにたくさん入れた障子のことです。

縦繁障子

縦組子を多く入れた障子のことです。

荒間障子

縦横の組子の間隔を大きく、荒く入れたものをいいます。一般的な家庭で使用されている障子です。

吹寄障子

縦組子の幅で狭い部分と広い部分を演出することで、デザイン性の高めた障子です。

腰付障子

下部に35cmぐらいの腰板を張った障子です。中には腰板に彩画したものもあります。腰板の部分が高くなった「腰高障子」と呼ばれるものもあります。

猫間障子

障子の一部に小窓を設け、左右または上下に開くようにした障子です。猫が自由に入れるようにした障子であることから、猫間障子と呼ばれています。

ガラス障子

障子の一部にガラスをはめ込んだ障子のことです。障子紙の代わりに全面にガラスを用いた障子のことは「東障子」と呼びます。

まとめ

障子紙の種類によって、耐久性や通気性、価格が変わるので、部屋に合った障子紙を選ぶことが重要です。プラスチック障子は価格は高いものの、機能性も高く、汚れても水拭きができるので、障子の形をした窓のような感覚でお手入れすることができます。


また、障子の桟の組み方で大きくデザイン性が変わるので、障子を変更することで部屋の印象をガラッと変えることができます。